「当たり前」のことをしつづけたら四半期のMVPに選ばれた話
こんにちは、クラッソーネで Rails エンジニアをしている山口拓弥(@yamat47)です。
最近 『だから僕たちは、組織を変えていける』 という本を読んだのですが、図表がわかりやすかったり体系化された情報が心地よくて一気に読破してしまいました。
その結果チーム作りや個人の動機付けといったトピックへの関心が高まりまくっていて...
感想のシェアとか対話とかとってもしたい気分です、「私も読んだよ」という方いればぜひお話しませんか...!
さて今回は、わがままながら最近の私の嬉しかったできごとを共有させてください。
2022年4月度の MVV アワード を受賞し、それに関して社内向けにプレゼンテーションをしたので、その辺りの話をお伝えします。
「MVV アワード」ってなに?
クラッソーネでは、四半期が始まるタイミングで方針を共有するための全社会議(通称クォーターミーティング、QMTG)を行なっています。
コロナ禍の前までは全員が名古屋に集まっていたそうですが、最近では Zoom を利用したオンラインでの開催が中心です。
この QMTG にて、直前の四半期に会社のミッション・ビジョン・バリューを特に体現していた社員を表彰する機会があります。
これを MVV アワードといい、受賞者はその具体的な成果やノウハウを共有することで、他の社員にも知識が広がっていくことを期待しています。
(この辺りの詳しいことは以前 Wantedly でまとめた記事がでていたので、よければご覧ください)
そしてこの度、この MVV アワードに 2022 年 1 月から 3 月の間の実績をもとに選出していただきました!
個人で受賞するのは初めてだったので、素直に嬉しかったですね(とっても恥ずかしかったけど)
(授賞式の様子はこんな感じでした)
どんなことを評価されたの?
授賞式の様子には、私がいただいた表彰状も写っています。
これをみると、このようなポイントで私のことを評価してくださっていました:
- 常に「全体が良くなるためには何をするべきか」を考えて行動し、アウトプットし続けた
- ライブラリ開発などの「新たな挑戦」やドキュメント化などの「データ/情報の蓄積と共有」に取り組んだ
- チームを超えて活動し、チーム内外の成果に貢献した
自分で書くと恥ずかしくてなんだかむずがゆくなりますね...
私が大切にしていた価値観やそれを表した行動について述べてくださっていて、なおさら嬉しい受賞でした!
冒頭に紹介した『だかぼく』では、こうした性質を持つ人は「主体性を持つギバー」と呼ばれています。
どれも私にとっては当たり前な行動なのですが、実際にはそうではないのかも...?
こういう価値観で動ける人が、仕事・プライベート問わず世の中にたくさん増えてほしいなと思っています。
社内向けのプレゼンではどんなことを話したの?
10 分弱のプレゼンでは、具体的に取り組んでいたことやそのときに考えていたことを皆さんにお伝えしました。
いくつかスライドを抜粋しながら、大まかな内容をこちらにも載せてみます。
三ヶ月で取り組んだことの紹介です。
業務時間の大部分は Rails を思い切り書いていたので、こうした活動はちょっとした空き時間や週末に取り組んでいました。
ライブラリの開発をはじめとして GitHub 上で活動することも多かった三ヶ月でした。
気付けば三ヶ月間、一日も欠かさず何かしらチャレンジしていました。
(今はもう途切れちゃってます... 週末は読書ばかりしてます...)
こうした活動のきっかけは、すべてが最初は「自分のため」でした。
プログラマーの三代美徳に従って、自動化をしたり質を高めたり、自動テストをしやすくしていただけでした。
それを「せっかくなので他の人にも共有しよう」という動機でどんどんシェアしていた、そんな三ヶ月間でした。
エンジニアだと当たり前に取り組むようなことも、実はそれほど一般的ではないのかもしれません。
徹底的な改善活動と、そこから生まれた仕組みを仲間にすぐに共有する。
この流れをずっと繰り返してきたことが、さまざまな成果につながってくれました。
こうした「自分にとって便利な知識や仕組みの共有」であふれる会社になるといいなと考えています。
発表の大まかな内容はこんな感じでした!
まとめ
最近は「利他精神」や「他社貢献」など、周りの人の幸せに働きかけるようなマインドを大切にする組織が増えているように感じます。
しかしこれは自分のよりどころを他者に依存する状態になるため、実はとても不安定な状態です。
詳しく語ると長くなるのですが... そこからさらに一段階超えた「内発的動機付け」を促すことが大切です。
自分のための改善の方が、他人のための改善よりも行動しやすいはずです。
まずはそこからチャレンジしてみて、それを段々と他者貢献につなげていく、そんな社会活動が盛り上がっていくといいなと考えています。
クラッソーネでは、社内外にノウハウを共有し続ける「主体性を持つギバー」のみなさんを大募集しています。
この記事を読んで少しでも興味を持ってくださったなら、私と気軽にお話しましょう!
おまけ:社内向けのプレゼンの資料
会社の許可も出たので、発表資料の全体もこちらで共有しておきます: