Notion風UIでサクサクフォームを作れるTallyがすごい!Googleフォームと比較してみました。
こんにちは。クラッソーネの田原です。
最近自宅で猫を飼い始めて、毎日癒されながらリモートワークに勤しんでいます。
我が家の猫
申し込み受付やアンケート回収のためのフォームが必要になったとき、皆さんはどのように作りますか?
あまりフォームにこだわる必要がない場合やスピード優先の場合には、フォーム作成サービスを利用することもよくあるかと思います。
有名なフォーム作成サービスとして、Googleフォームなどがありますね。
そんなフォーム作成サービスの中で、今個人的にイチオシなのがTallyです。
今回は、Tallyの素晴らしさについてご紹介します。
Tallyの概要
Tally公式サイト: https://tally.so/
Tallyトップページ
TallyはNotionのようなUIでフォームを作成できるサービスです。
テキスト入力、選択式、チェックボックス、ファイルアップロードなど、一般的なフォームに必要な機能がひととおり揃っています。
TallyはNotionのようなUIでフォームを作成できる
Notionと同じく半角スラッシュ /
を入力するとメニューが表示されます。
また、設問の入れ替えもドラッグ&ドロップで直感的に行うことができます。とても操作しやすいです。
Tallyのフォーム作成画面
さらに、細かな設定を簡単に変更できます。
設問ごとの必須化、フォームの初期値、サンクスページなど、あらゆる設定を手軽に行うことができます。
あらゆる設定を手軽に行える
Googleフォームとの違い
TallyとGoogleフォームの違いについて解説します。
1つ目は、Tallyなら見た目の調整を細かく行うことができます。
テキストの文字色や背景色を変えたり、画像を挿入したり、横並びのレイアウトを使ってオシャレにできます。
見た目の調整を行う
2つ目は、Tallyなら条件分岐など複雑な仕組みを作ることができます。
「この設問で"いいえ"と答えたら特別な設問を表示する」
「入力された金額に消費税分を足してテキスト表示する」
このような仕組みを手軽に実現できます。
複雑な仕組みを作れる
3つ目は、TallyならNotionなどの外部ツールと連携できます。
フォームの回答内容をNotion、Slack、Googleスプレッドシートなどの外部ツールに自動連携できます。
外部ツールと連携できる
4つ目は、Tallyならサンクスページをカスタマイズして作ることができます。
サンクスページも自由なレイアウトで作り込めます。
回答内容をもとにサンクスページの内容を書き換えることも可能です。
サンクスページをカスタマイズできる
5つ目は、Tallyならフォーム回答者がアカウントログイン無しでファイルアップロードできます。
Googleフォームの場合は基本的にはフォーム回答者はアカウントログイン無しで回答できるのですが、ファイルアップロードを伴う設問がある場合にはGoogleアカウントでのログインを求められる仕様になっています。
Tallyなら回答者に面倒なログイン作業を行なっていただく必要はありません。
回答者はログイン不要でファイルアップロード可能
6つ目は、Tallyならフォームの終了期限や申し込み数の上限を設定できます。
フォーム回答の定員数が決まっている場合に重宝する機能です。
終了期限や申込数上限の設定
7つ目は、Tallyならポップアップ形式のフォームを作ることができます。
ページ丸ごとフォーム(フルページ)、ページの中にフォームを埋め込む(スタンダード)に加えて、ポップアップ形式でフォームを表示させることができます。
色々なフォーム形式
ここまで何でもできて、無料で使えるなんて本当にありがたいです。
Tally Proプランでできること
TallyにはProプランという有料プランがもあります。年払いだと290ドル/年、月払いだと29ドル/月です。
Proプランに登録すると、以下の機能を利用できるようになります。
- 複数人で共同作業できるワークスペース機能
- 独自ドメインを設定する
- カスタムJavaScript/CSSを設定する
- 回答途中の情報を保存する
- Tallyのロゴマークを非表示にする
- ファイルアップロードの容量制限無し(無料プランの場合は10MBまで)
- フォーム送信時に回答者へメールを自動送付
Tally Proプランにできること
詳しくは公式サイトをご確認ください。 https://tally.so/pricing
注意点&ハマりどころ
Tallyの管理画面や説明ページはすべて英語です。日本語の説明をお望みの方には不向きです。
また、Notionのインテグレーション設定をAさんとBさんの2人が順番に行った場合、後から設定したBさんのインテグレーションのみが有効になるような挙動が発生しました。
その結果、先に設定したAさんのインテグレーションが使われず、フォームの回答内容がNotionに送信されない問題が発生しました。
複数人で操作する際には注意しましょう。
(弊社では標準のNotion連携機能の利用を止めました。自動化ツールMakeとWebhook連携し、Make内でNotionへの連携処理を作るようにしました。)
あと、今となっては過去の話ですが、Tallyで作成したフォームはInternet Explorerで正常に動作しない問題がありました。
Internet Explorerからのアクセスの場合のみCode injection設定で警告を表示する対応を行なっていました。
最後に
いかがでしたか。Tallyはまだまだ日本での知名度は低いですが、とても便利なフォーム作成サービスです。
さまざまなツールを活用しながら良いサービス作りをしてみたい方。
ぜひクラッソーネで一緒に働きませんか。